【03 昭和60年 東西対決】by「THE日本/1985」

nihon

【03 昭和60年 東西対決】by「THE日本/1985」
 

 元記事のタイトルは「宿命の東西激突?! 日本のビッグは東京?! 大阪?!」となっている。今や政治経済力では雲泥の差がついてしまった東京と大阪、いや首都圏と関西圏といっても同じことかも知れない。今どき、対決とか激突とかいうのは、いささか気恥ずかしい気もするが、さて「文化」の側面ではどうだろうか?
 

 ITCの発展とともに、情報の流通はグローバル化し、世界規模で即時に伝播する時代になっている。そういう意味では地方でも同じ情報に接することは可能になっている。しかしその情報の発信地となれば、やはり首都圏東京が圧倒的である。そしてあらゆる情報が東京に集まる。そういう意味での東京一極集中は、むしろ圧倒的に強まっているのである。
 

 1985年(昭和60年)のこの記事の頃には、いまだパソコンの黎明期であり、インターネットも本格的な民間活用は1995年のWindows95の発売を待つしかなかった。そういう時期の東西対抗を、いま並べて振り返ってみるのも、一つの趣向ではないだろうか。
 

(写真は「THE日本」より)