2004-01-01から1年間の記事一覧
【長崎小6少女殺人事件】-4 消すか消されるかの二者択一とは、まさしく「バトルロワイヤル」の世界である。しかし、A少女はこの小説や映画にのめり込んだから事件を起こしたのではない。逆に、このような二者択一の心的構造に陥ったからこそ、バトルロワイ…
【長崎小6少女殺人事件】-3 ごく大雑把な言い方をすれば、文学の主要なテーマ、とりわけ近代における小説文学のそれは「わたし探し」にあったと言える。恋愛小説が主流であったのも偶然ではない。自我が確立されようとする青春期などに、最初に出くわす「他…
【長崎小6少女殺人事件】-2 若者たちが、突然キレて引き起こす事件は散見される。かつて、学校でなにか注意されてカッとなった少年が、持ち込んでいたバタフライナイフで女教師を殺傷した事件などもあった。しかし、今回の加害少女Aは、報道の断片などから…
【長崎小6少女殺人事件】-1 加害者少女Aと被害者少女Bは仲良しで、数人のクラス仲間とともにインターネットHPで交流していた。その後、二人の間にHP上の書き込みでトラブルがあって、それが事件の一因であったとも言われている。 被害者B少女は、快活で…
このところ「蕩尽伝説」という文学・思想系研究者らしき人のブログ日記を愛読してるが、ド・チャット[06/26 01:31] 〜[06/26 02:00]で思いつき言及したら、それを当人にフィードバックせよというコメントがあった。チャット掲示板での数行言及ではあまりにも…
あの「少年A」が仮退院とかで社会に出てくるということらしい。この事件については『 「内面」の終焉』というテーマで言及したことがある。このところ、ほぼ同年齢の息子と接する機会が増えているのだが、書いたことにさほど間違いがないとの感を強めている…
最近ブログという言葉をよく見かける。簡単な解説を見たが、もひとつよくわからない。「はてなのアンテナ」とかが日本語ブログとして有名らしいと知って、ここにたどり着いた。どうやら日記を書くらしいが、とにかくやってみるべし(笑)。 拙論『現代伝説考』…