水上勉と京都

【水上勉と京都】 作家水上勉は、直木賞受賞作『雁の寺』や、金閣寺炎上をテーマにした『五番町夕霧楼』及びノンフィクション作『金閣炎上』などで、京都を舞台とした作品を描いている。水上は福井県の寒村に生まれ、生家の貧困から9歳で京都の臨済宗寺院相…

野坂昭如、逝く 03

【野坂昭如、逝く 03】 *『エロ事師たち』 野坂昭如の小説家としてのデビュー作。それまで野坂は、雑誌のコラムやCMソングの作詞などをやりつつ、「(自称)黒メガネのプレイボーイ」などとして雑誌に登場したりしていた。 「オモチャのチャチャチャ」でレ…

野坂昭如、逝く 02

【野坂昭如、逝く 02】 『骨餓身峠死人葛』 近未来SFでディストピアがブームのようだが、野坂のこの作品は、いわばダークファンタジーと言えるだろう。そして『火垂るの墓』に対するネガティヴなメルヘンでもある。 戦前から戦後にかけて、「骨餓身峠」とい…

野坂昭如、逝く 01

【野坂昭如、逝く 01】 脳梗塞に倒れて以来、ながらく闘病中であった野坂昭如が亡くなった。いち早く追悼記事をFacebookに挙げておいたが、関連して、野坂も被告となった戦後猥褻裁判について整理してみたのを転載しておく。 戦後民主主義下で争われた猥褻文…

絵本など

【絵本など】 せなけいこ「ねないこだれだ」、かこさとし「はははのはなし」、ブルーナ「ミッフィー」、北杜夫 作 和田誠 絵「ぼくのおじさん」 独身時代はずっと実家に同居していた。すでに兄の所帯になっており小さい甥も二人いて、なんとなく居候している…

『海と毒薬』遠藤周作

『海と毒薬』遠藤周作 太平洋戦争中、撃墜された爆撃機の搭乗員であった米軍捕虜が、ひそかに生体解剖の実験対象にされたという衝撃的な事件が、終戦後明らかになった。この事件を題材にしたことは間違いないが、著者はこれをセンセーショナルな題材として扱…

『村上春樹氏、村上春樹について語る』(ウソ2www)

『村上春樹氏、村上春樹について語る』(戯文2) 完璧な村上春樹などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。 六月にデートした女の子とはまるで話があわなかった。 僕が南極について話している時、彼女は村上春樹のことを考えていた。…

村上春樹とノーベル賞(おちゃらけ文)

『村上春樹風にノーベル文学賞について語る』(おちゃらけ擬文ですよwww) 完璧なノーベル文学賞などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。 六月にデートした女の子とはまるで話があわなかった。 僕が南極について話している時、彼女…