2017-03-01から1日間の記事一覧

【食の怪05「ビジネスと食品」】

加工食品への不安はこの章のはじめにのべたとおりであるが、その不安の一端には製造販売業者の商業主義への不信があげられるだろう。食品にかぎったことではないが、異常に売れている特定の大ブランドが話題にのぼりやすいという傾向がみてとれる。マクドナ…

【食の怪04「食事行為」】

食習慣は文化風土によってさまざまである。場所が変われば食べるものも変わるし、調理法・食事作法などもいろいろ違ってくる。特に外国ともなれば、自分たちと大幅に異なる食習慣が笑い話の素材になりやすい。すでに紹介したなかにも、犬を食べる食文化を揶…

【食の怪03「インチキ食品」】

この章のはじめの「不気味な食品」もインチキ商品の系列であろうが、ここではそのような不気味さの少ないものを取りあげる。不気味ではないだけに滑稽ばなしの傾向が強い。 『毒のないフグ?』 《 今から数年前のある朝、通天閣のすぐ下で一人のホームレスが…

【食の怪02「人肉食品」】

『人肉ソーセージ』 《 ソーセージ工場では、作業員がよく指をハネ落とされるそうです。たかが指の先っちょ一つで何トンもの肉を無駄にする訳にはいきません。もちろん、「人肉入り」てな表示もいたしません(^^;。 指を落とした作業員には、「ち止め料??」と…

【食の怪01「不気味な食品」】

集計してみて、やはり圧倒的に多かったのが「異常な原料の加工食品」というネタであった。それもほとんどが「変な肉」の入った食品のたぐいで、典型的なのがジャンクフードの代表ハンバーガー。ネズミ、ネコ、ミミズ、カンガルー肉といろいろでてくる。店に…

食の怪01-05

【食の怪01-05】 食事行為というものは生殖行為とともに、人間が自らの自然性・動物性と直面するひとつの場面である。日常の自然から切り離された生活のなかでふと生々しい自然と向き合う時間、それが食事行為のもう一方の側面でもあろう。それが逆に日常生…