【ファニー・ヒル 〜禁断の扉〜】”Fanny Hill”(2007/英)
【ファニー・ヒル 〜禁断の扉〜】”Fanny Hill”(2007/英)
ファニー・ヒル 禁断の扉 - [SAMPLE]ビデオながら見日記
18世紀に書かれた古典的ポルノなのに、今頃になって、あのお固いBBCによる映画化とか。NHKが「四畳半襖の下張」を映画化放映するようなもんか(笑)
「そして私は美徳の中にも悦びがあることを学んだ」by Fanny Hill
【ヒトラーの贋札】"Die Falscher"(2006年/独・墺)
【ある公爵夫人の生涯】"The Duchess"(2008/英)
【髪結いの亭主】”Le Mari de la coiffeuse”(1990/仏)
【髪結いの亭主】”Le Mari de la coiffeuse”(1990/仏)
[予告編] https://www.youtube.com/watch?v=gUDBts3Gbt4
一種の恋愛映画なんだろうが、何とも不思議な作品だった。覗き見癖のあるオタク風主人公アントワーヌも変だが、彼が見染て妻になる髪結い(理容師)マチルド(アンナ・ガリエナ)も謎だらけ。その過去も内面もほとんど描かれないで、幸せな夫婦生活を10年間も送りながら、唐突に増水した川に飛び込んで自殺するし、その理由も描かれない。それでも何故か、深い印象を残す映画だった。
「髪結いの亭主」という言葉は、「妻の収入で楽な暮らしをする亭主」を指す日本固有の言い回しかと思ったが、フランスでも同じニュアンスで使われるのだろうか。しかも映画ではあきらかに、マチルドは男性客中心の「理容師」なので、厳密にいえば「床屋」なのだが、原題の ”la coiffeuse” を自動翻訳してみると「美容師」と出る。
そもそも江戸時代には、「髪結い」と「床屋」があったが、必ずしも今の美容師・理容師とぴったり重なるものではないし、フランスでも理容師と美容師の区別はあるのだろうか。
いずれにせよ、亭主の変態オタク風アントワーヌが主人公だから『髪結いの亭主』というタイトルになったのだろうが、ラストで謎の自殺をしてしまう妻のマチルドのシーンが劇的である分、マチルド中心の映画だともとらえられる。そんなわけで、「髪結い亭主」とのタイトルには、いささか違和感を感じる。
そして、他人からはうかがい知れない夫婦の間柄は、なぜか、子供のころ近所に住んでいた「ひょうたん屋」の老夫婦のイメージが重なるのであった(笑)
http://d.hatena.ne.jp/naniuji/20150904
【グッド・シェパード】”The Good Shepherd”(2006/米)
【グッド・シェパード】”The Good Shepherd”(2006/米)
"I am the good shepherd:the good shepherd layeth down his life for the sheep”
「私は良き羊飼なり。良き羊飼は羊の為に己れの命を捨つるなり」(ヨハネによる福音書第10章)
キューバ共産主義革命に対して、米のCIAなどが関与して反攻を企てたピッグス湾事件が舞台。亡命キューバ人の部隊がカストロ政権の転覆をもくろんで上陸。しかし、これを支援するアメリカ中央情報局(CIA)内部の情報漏れによって作戦は失敗してしまう。
ロバート・デ・ニーロ監督による2006年のアメリカ映画で、デ・ニーロ自身も出演している。マット・デイモンとアンジェリーナ・ジョリーが共演。
【麦の穂をゆらす風】"The Wind That Shakes the Barley"(2006/アイルランド・イギリス合作)
【麦の穂をゆらす風】"The Wind That Shakes the Barley"(2006/アイルランド・イギリス合作)
アイルランド独立戦争とその後のアイルランド内戦を背景に、英愛条約をめぐって、互いに対立することになる兄弟を描いた戦争映画。
こういう映画を、韓国と日本の合作で作れるのだろうか、とか考えてしまった。アイルランドの歴史も知っておきたいものだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BA%A6%E3%81%AE%E7%A9%82%E3%82%92%E3%82%86%E3%82%89%E3%81%99%E9%A2%A8