【映画備忘録12】

【映画備忘録12】
 

地獄の黙示録』"Apocalypse Now" (1979/米)


地獄の黙示録 - Wikipedia
 <特別完全版/2001> 202分とさすがに長く感じたが、いくつかのエピソードが復元されて、一種ロード・ムーヴィー的な見方もできる。いずれにしてもカーツ大佐は戦争という謎だな。
 

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ダーティハリー』"Dirty Harry" (1971/米)


ダーティハリー - Wikipedia
 

 言うまでもなく、俳優クリント・イーストウッドのアクション代表作。日本語字幕で「"Dirty Harry"=お不潔ハリー」となっていて、オネエ言葉のキャラハン警部を想像してしまった。ちょいとワラヒ
 

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サラエボの花』"Grbavica" (2007/ボスニア・ヘルツェゴビナ)

サラエボの花 - Wikipedia
 

 内戦の傷を抱えたまま人々が生きる貧しいサラエボの街。母から自分の出生の秘密を打ち明けられた娘の、ラストシーンの笑顔が忘れられない。
 

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アドルフの画集』"Max" (2002/英・加・ハンガリー)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%95%E3%81%AE%E7%94%BB%E9%9B%86

 

 画家志望のアドルフが、何ゆえあの「アドルフ・ヒットラー」となって行ったか?
 

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ナチュラル・ボーン・キラーズ』"Natural Born Killers" (1994/米)
ナチュラル・ボーン・キラーズ - Wikipedia

 

 若いイカレたカップルが、やたらと無意味な殺戮を繰り返すバイオレンス。「殺人の消費」とでも言うのか。前衛的なコラージュやフラッシュバックはなじめない。
 

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4ヶ月、3週と2日』"4 Months, 3 Weeks and 2 Days” (2007/ルーマニア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/4%E3%83%B6%E6%9C%88%E3%80%813%E9%80%B1%E3%81%A82%E6%97%A5

 

 背景は、チャウシェスク独裁政権末期の無惨なルーマニア。ルームメイトの違法中絶の手助けをする羽目になった女子大学生の一日を淡々と描く。当時の社会で生きることの恐怖、不安、陰鬱が画面ににじみ出てくる。


 チャウシェスク独裁下では、無謀な人口増政策をすすめ、人工中絶も離婚も禁止した。そのせいで、親に棄てられた孤児が街にあふれ、強制収容された孤児院では、栄養失調対策に不衛生な輸血をして栄養を補給した。そして、幼児にエイズが蔓延したというひどい時代だった。
 

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