【映画備忘録01】

【映画備忘録01】
 

地獄の戦場』"Halls of Montezuma"(1950/米)

 
 太平洋戦線のどこかの孤島での上陸戦らしい。50年というとまだ終戦からあまり経ってない時期の映画で、ほぼ西部劇と似たようなプロット。インディアンの代わりに日本軍というわけだな(笑)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%8D%84%E3%81%AE%E6%88%A6%E5%A0%B4
 

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『戦火の最前線 バルジの戦い』"Everyman's War"(2009/米)

 
 過酷な最前線に派兵された若者と仲間たち。ヒューマンタッチの佳作ではあるが、邦題はインチキ。バルジ戦線での歴史的な戦争スペクタクルを期待すると裏切られた気になる。
http://www.interfilm.co.jp/Detail/10/IA10-0610/IA10-0610.html
 

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マネーボール』"Moneyball"(2011/米)

 
 MLBの弱小球団GMビリー・ビーンが、従来の経験と勘の球団運営に対して、経済性と統計を駆使したセイバーメトリクスを導入して、低予算でリーグを勝ち抜く実話に基づいた物語。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
 

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狼たちの午後』"Dog Day Afternoon"(1975/米)

 
 アル・パチーノジョン・カザール扮する気弱な男たちが引き起こす銀行強盗事件。ドジが重なり警察に包囲され、人質をとり篭城するも徐々に追い詰められていく長い夏の一日を描く。

 1972年に起きた実話に基づいたもので、映画では銀行内で篭城する2人のシーンが主なのだが、70年代の社会背景を色濃く反映している。プアホワイト、黒人問題、刑務所暴動、ヴェトナム帰還兵、ゲイetc。

 ドジな計画で包囲され、孤立と焦りにいら立つ二人だが、客観的にはいささか滑稽に見える。しかしながら、彼らにシンパシーを抱かせる演出はすぐれたもんだ。

 もちろん、アル・パチーノジョン・カザールの名演も見逃せない。「ゴッドファーザー」で意志の弱い次男フレドーを演じたカザールは、この後「ディア・ハンター」撮影時に、すでに末期癌の診断を受けていたが名演、完成後、上演をまたずして死去、享年42。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%BC%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E5%8D%88%E5%BE%8C
 

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老兵は死なず』"Colonel Blimp"(1943/英)

 
 ボーア戦争第一次大戦、第二次大戦と歴戦を生き抜いた老将軍が、その戦争観が時代遅れになっているのを思い知らされていく過程を、ライバルであったドイツ軍将校との親交を通じて描く。
https://movie.walkerplus.com/mv14086/
 

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『ジュリー&ジュリア』"Julie & Julia"(2009/米)

 
 60年代にフランス料理の本で人気となったジュリアと、そのレシピを完全制覇する様子をブログで報告して人気になったジュリー。世代を隔てた平凡な主婦が、自分の目的を求めて奮闘する。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%e3%82%b8%e3%83%a5%e3%83%aa%e3%83%bc&%e3%82%b8%e3%83%a5%e3%83%aa%e3%82%a2
 

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シャレード』"Charade"(1963/米)

 
 オドリー・ヘップバーンが身に着けるジバンシィの衣装やヘンリー・マンシーニのテーマ曲で評判になったサスペンスコメディ。オードリー最盛期の娯楽作の一つでしょうな。
https://ja.wikipedia.org/wiki/シャレード_(1963年の映画)
 

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サムソンとデリラ』"Samson and Delilah"(1996/独伊米)

 
歴史劇なのか宗教劇なのか、愛憎悲劇か、ただのスペクタルか、どうも焦点が散漫な映画。サムソン像が凡庸だし、もっとデリダを深く抉ってみてもよかったのでは。
http://www.turning-point.info/SamsonandDelilah1996.html
 

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『バトル・オン・ザ・ボーダー / ノルディック 極寒の攻防』"GRANSEN/Beyond the Border"(2011/スェーデン)

 
 第二次大戦、中立の立場ながら、隣国ノルウェーを侵略したドイツ軍の進攻にさらされるスェーデン国境警備隊の物語。
 太平洋戦線やヨーロッパ戦線での激闘からすると、北欧でのきわめてマイナー戦線が舞台。ドイツ側に弟を捕虜にされたされた兄が、極寒の雪の山中を少数の仲間兵士とともに救出に向かう。ナチスドイツの進攻に怯える北欧小国の、複雑かつ微妙な国境防御の様子が覗える貴重な映画といえる。
http://blog.goo.ne.jp/m227kawanabe/e/9fb5d7b0286a7bd0d1c5890321022cdb
 

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アレクサンドリア』"Ágora"(2009/西)

 
 4世紀、キリスト教を国教化したローマ帝国支配下アレキサンドリアが舞台。ヘレニズム文化の華、アレキサンドリアキリスト教徒に破壊される中で、学問に殉じる女性天文学者ヒュパティアの半生を描く。

 古代の叡智が結集した「アレキサンドリア大図書館」の蔵書70万巻が、原始的野蛮なキリスト教徒によって焼き払われた史実を基にしている。

 新興のキリスト教徒にとって、成熟した古代エジプト文明と、それを引き継いだ古代ローマ植民下に発展したアレクサンドリアの思想と学問は、神に対する冒涜であり、その象徴の大図書館を、暴徒と化して破壊しつくした。

 この時期のキリスト教徒は、今のアラブ世界における IS みたいなものかも知れぬ。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%82%A2_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

 女性天文学者ヒュパティア(ヒパチア)について知りたい人は、こちらに
http://ebook.melma.com/book/3583/?p=140
 

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