ニノ・ロータの映画音楽

映画音楽集、まずはニノ・ロータ、フェデリコ・フェリーニ監督と組んで多くの名作をものにした。



https://www.youtube.com/watch?v=Mc3y7hLuKpc&list=RDMc3y7hLuKpc#t=8
 これは初期の『道』。粗野な大道芸人 ザンパノと、いささかオツムが足りなげな純真ジェルソミーナの純愛悲喜劇。「おもしろうてやがて悲しき」道行きものがたり。



https://www.youtube.com/watch?v=fluX__mWS1I&list=RDfluX__mWS1I#t=35
 『甘い生活』、この男が出てくるだけで「甘い生活」という意味がわかってしまうようなマルチェロ・マストロヤンニ。ニノ・ロータの音楽も、いかにも甘く誘惑する。大型グラマー女優と騒がれデビューしたアニタ・エクバーグ。彼女がドレスのままトレビの泉で水浴びするシーンは有名、先日訃報が報じられたので、オマージュとして

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とても一スレッドで足りないので、ニノ・ロータその二、フェリーニ以外の監督のものから。



https://www.youtube.com/watch?v=zCQMlyXMRJE
 『ロミオとジュリエット』(1968)、言うまでもなくシェークスピアの名作の映画化。古典劇を得意とするフランコ・ゼフィレッリ監督の下、16歳のオリヴィア・ハッセーが初々しい。ロミオ役にはポール・マッカートニーが依頼を受けたが断ったとか。たしかにポールの坊ちゃん顔はピッタリだったかもw




https://www.youtube.com/watch?v=2MjaYXUb__I
 『ゴッドファーザー<愛のテーマ>(1972)』、ドン・コルレオーネ一家の叙事詩的作品が、過不足なく音楽化された名曲に違いない。二代目を継いだアル・パチーノの三男マイケルが、国会の公聴会で尋問されるシーンなどは、JFケネディ大統領の一家などを思い起こさせるし、もろにFシナトラをモデルにした人気歌手がドンに泣きを入れるシーンなども面白い。こういう逸話を知った上で、シナトラの歌い上げる「マイウェイ」を聞くのも楽しいw



https://www.youtube.com/watch?v=OaCaxiQcMDU
 『太陽がいっぱい(1960)』、ずっとこの曲を、古典曲「ドナウ川のさざなみ」と混同していた。クラシック作家としても著名なニノ・ロータにすれば、「てきとうに作曲した」というこの映画音楽も、「ドナウ川・・・」のイメージをベースにちゃらちゃらと書き上げたのかも知れぬw