生活文化
『「着物業界」が衰退したのはなぜか? 「伝統と書いてボッタクリと読む」世界』http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1602/23/news055.html これは西陣周辺の織屋[オリヤ]の次男として生まれた育った自分にとっては、きわめて当たり前のことだった。…
『ダッチロールほか』 日航ジャンボ機墜落事故の記事を書いていたら「ダッチロール」"Dutch roll"という言葉が出てきた。アヒルがお尻をふりふり歩く姿に似てるからという話しを聞いた気がしていたが、アヒルは"duck"でまったく違う。"Dutch"はオランダのこ…
『縁切り伝説』 この節で最後に取りあげるのが「縁切り伝説」のある特異空間である。その場所で男女カップルがデートをすると縁が切れるという噂であって、特にストーリーのある伝説というよりはほとんどジンクスに近いものである。まずは有名な井の頭公園の…
「桜の樹の下には屍体がある」と言ったのは梶井基次郎。たしかに、半透明な薄いピンクの花びらが頭の上を覆っている様子は、なにかしら不吉な予感さえもよおすところがある。 今年も出先でちょい見して終わりだ。毎年、かすかに素通りしてゆく、そういう付き…
学校の噂話が、一冊の書物にもなるぐらい(*1)たくさんあることには注目すべきだろう。全国の公立小中学校はほぼ同じような造りになっていて、そこに同年齢の同質的な生徒たちが長時間をすごしている。かつての伝説をうみだした閉鎖的な地域共同体が崩壊した…
「ホーム炬燵の上での、ホットドッグと善哉との奇妙な出会い」(笑)(元ネタは、ロートレアモン伯「解剖台の上での、ミシンと雨傘との偶発的な出会い」・・・シュールレアリスムを語るときに、必ず引き合いに出される有名なフレーズ)
「鴨南蛮義理養子鍋焼き地獄」合鴨ローストと白葱で鴨南蛮を目指したが、余計な鶏卵(義理養子)を入れたためこうなった(笑)
【衣笠丼】 春雨に衣笠山を来てみればいとども濡るる我が袂かな (源国信) 甘辛く炊いた油揚げと九条葱を卵でとじ、ご飯に乗せた丼ものを、京都では「衣笠丼」と呼ぶ。大阪人は、ただのケツネ丼やんけと言うだけで、この呼び名の奥ゆかしさが伝わらないようだ…
めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな 紫式部正月残りの餅を雲にみたててみたけど、あかんか?(笑)
サルトルは、「コップ一杯の水からも哲学ができるんだよ」とボーボワールを口説いた。うどん一杯で彼女をナンパした大阪男なら、何百もいるであろう。偉大なり、関西人とうどん(笑) これは「武蔵うどん」と名付ける、そのココロは「キツネとテンプラの二刀流…
見えぬなら喰らってしまへ雪椿 何爺ミルフィーユ・ホワイトソース・・・のつもり(笑)
遺愛寺の鐘は枕をそばだてて聴き、香炉峰の雪は簾をかかげてこれを看る、京のお好み焼はコテで喰う(笑)
初詣せずに寝正月甘酒のむ 何爺むかし外で甘酒を飲んで、なぜか割り箸を一本だけ挿したのが出てきた記憶がある。そういうものなのか、たまたまなのか、いまだそれが固定観念になっているw
喰ひ納む パリパリ皮の 親子どん
いつ食っても 豚カツは豚カツ 年の暮 何爺
『深泥池のタクシー女性客』 《深泥池(みどろがいけ)の消えるタクシーの女性客 深夜、京都市北部の深泥池の先を指定する女性客が、深泥池付近を通りかかると消てしまいシートが濡れている、という話。 類似の話は、各地にありますね。》 「深泥池伝説」は…
鍋焼きの 汁まですする 老ひ半ば 何爺このところ食い物以外に関心が向かない、やばいぞ(笑)
【カーネルサンダースの呪い】 「本日はケンタッキーの父カーネル・サンダースの命日です。35年前の1980年90歳でお亡くなりになられました」という記事がありました。関連してのコメント、いくつかを◎軍歴では一兵卒で大佐(カーネル=Colonel)になっ…
【メロンパンとサンライズ】 正統派メロンパン[写真1]が、全国区であるコンビニ・セブンイレブン(宇治市内)に売っていたので、ついうれしくなって買ってしまった。 実はこの形のものを「メロンパン」と呼ぶのは、京都や神戸あたりに限定される。関東はじめ…
6-1.リカちゃん人形解体 ひと時代まえに流行した「リカちゃん人形」の例から取りあげてみよう。『#389-1リカちゃんダルマ』 《母が人形が妙に好きです。ぬいぐるみであれヒトガタであれ、人形をもらうといやに喜びます。 最近、日本人形とフランス人形を一体…