歴史19C

【19th Century Chronicle 1888年(M21)】

【19th Century Chronicle 1888年(M21)】 (大日本帝国憲法の制定準備)*4.30/ 枢密院が設けられ議長に「伊藤博文」が就任する。*4.30/ 伊藤博文の辞任にともない、「黒田清隆」が首相に就任し、黒田内閣が発足する。*6.18/ 「枢密院」が、大日本帝国憲法…

【19th Century Chronicle 1887年(M20)】

【19th Century Chronicle 1887年(M20)】 *2.15/東京 徳富蘇峰が民友社を創立。「国民之友」を創刊する。 1887年(明治20年)、徳富蘇峰は言論団体「民友社」を設立し、月刊誌『国民之友』を創刊し主宰した。民友社には弟の徳富蘆花をはじめ山路愛山、竹越…

【19th Century Chronicle 1886年(M19)】

【19th Century Chronicle 1886年(M19)】 *10.24/和歌山 イギリス貨物船ノルマントン号が紀州沖で沈没する。イギリス人乗組員は全員脱出し、日本人乗客全員が溺死したことから問題化する。(ノルマントン号事件) 1886年(明治19年)10月24日、イギリス船籍…

【19th Century Chronicle 1885年(M18)】

【19th Century Chronicle 1885年(M18)】 (朝鮮で起きた「甲申政変」の決着)*1.9/朝鮮 特派全権大使井上馨が、前年12月に起きた「甲申政変」の善後処理に関する「漢城条約」に調印する。(賠償金13万円などを獲得) *4.18/中国 伊藤博文大使が、「甲申政…

【19th Century Chronicle 1884年(M17)】

【19th Century Chronicle 1884年(M17)】 *2.25/静岡 侠客山本長五郎(清水次郎長)が、賭博で逮捕される。 清水次郎長は、1820年(文政3年)、駿河国清水の船持ち船頭の子に生れ、米穀商の山本次郎八の養子となる。山本長五郎となるが、仲間の子供たちから…

【19th Century Chronicle 1883年(M16)】

【19th Century Chronicle 1883年(M16)】 *10.12/滋賀 女性民権運動の先駆岸田俊子(中島湘煙)が、大津で「函入娘」の題で演説し、内容が政治演説だとして、集会条例違反で拘引される。 岸田俊子は、万延元年(1861年)12月4日に(1864年とも)、京都の呉…

【19th Century Chronicle 1882年(M15)】

【19th Century Chronicle 1882年(M15)】 *7.23/朝鮮 漢城(ソウル)で朝鮮兵が反乱をおこし、日本公使館を襲撃する。(「壬午軍乱・壬午事変」)*8.30/朝鮮 花房公使が、壬午事変の賠償金・公使館駐兵権などを認めさせた済物浦(さいもつぼ)条約および日…

【19th Century Chronicle 1881年(M14)】

【19th Century Chronicle 1881年(M14)】 (国会開設への流れ) *1.-/ 大隈重信・伊藤博文・井上馨・黒田清隆の4参議が、熱海で憲法・国会開設問題などを協議する。*3.-/ 参議大隈重信が、2年後の国会開設・政党内閣制などを盛り込んだ国会開設意見書を、…

【19th Century Chronicle 1880年(M13)】

【19th Century Chronicle 1880年(M13)】 (憲法制定・国会開設の動き) 明治の最初の10年が不平士族による武力反乱の時代とすれば、続く10年間の明治10年代は、言論による自由民権運動の時代と言える。西郷による西南戦争が鎮圧されたあと、板垣退助らは言…

【19th Century Chronicle 1879年(M12)】

【19th Century Chronicle 1879年(M12)】 *3.27/沖縄 琉球藩王に廃藩置県を通達、半強制的に沖縄県とする。(琉球処分) 「琉球王国」は、1429年から1879年の450年間、琉球諸島を中心に存在した。沖縄諸島を中核として独自の勢力圏を持ち、東シナ海の中継貿…

【19th Century Chronicle 1878年(M11)】

【19th Century Chronicle 1878年(M11)】 *5.14/東京 参議兼内務卿「大久保利通」が、紀尾井町で、石川県士族島田一郎ら6人に暗殺される。「紀尾井坂の変(紀尾井坂事件)」(7.27 6人に斬罪宣告) 1878年(明治11年)5月14日、内務卿大久保利通が東京府の…

【19th Century Chronicle 1877年(M10)】

【19th Century Chronicle 1877年(M10)】 (西南戦争) *1.30/鹿児島 西郷隆盛が設立した「私学校」の生徒が、政府の弾薬庫を占拠する。(西南戦争の発端)*2.15/鹿児島 西郷隆盛が1万超の兵を率いて、「政府に問うところあり」と熊本に向けて鹿児島を出発…

【19th Century Chronicle 1876年(M9)】

【19th Century Chronicle 1876年(M9)】 (不平士族の反乱) *3.28/ 「廃刀令」が公布され、帯刀が禁止される。 *8.5/ 「金録公債証書発行条例」が定められ、華族及び士族の秩禄(俸禄)が廃止され、代って金録公債が交付される。(「秩禄処分」) *10.24…

【19th Century Chronicle 1875年(M8)】

【19th Century Chronicle 1875年(M8)】 *2.11/大阪 井上馨と伊藤博文の斡旋により、大久保利通と木戸孝允・板垣退助との会談が実現し、立憲政体への漸次移行で三者の意見が一致する。これにより、木戸・板垣が参議に復任。(大阪会議) 征韓論をめぐる「明…

【19th Century Chronicle 1874年(M7)】

【19th Century Chronicle 1874年(M7)】 *1.17/ 民選議院設立建白書が、副島種臣・板垣退助・江藤新平ら8人から左院に提出される。 「明治六年政変」で、征韓論に敗れて下野した板垣ら前参議は、「愛国公党」を結成し反政府運動を始めた。愛国公党は、「天…

【19th Century Chronicle 1873年(M6)】

【19th Century Chronicle 1873年(M6)】 *1.10/ 「徴兵令」が公布され、「国民皆兵」へ向けて、成年男子すべてに徴兵検査が課されることになった。 明治6年(1873)1月10日、太政官布告により「徴兵令」が発布された。満年齢20歳になった成人男子は、徴兵検査…

【19th Century Chronicle 1872年(M5)】

【19th Century Chronicle 1872年(M5)】 (学校制度の刷新) *旧3.13/東京 明治天皇が、大学東校(現東京大学)に行幸、学校行幸の始めとなった。 東京大学の系譜は、学制の確立していない時期の最初の官学だけに、きわめて錯綜した流れをとった。江戸幕府…

【19th Century Chronicle 1871年(M4)】

【19th Century Chronicle 1871年(M4)】 *旧4.4/ 戸籍法を制定する。行政区画として区が設置され、戸長・副戸長を置くことになる。(翌2月「壬申戸籍」が編成さる) 明治4年(1871)4月、戸籍法が制定され、それまで各府県ごとに行われていた戸籍作成に関す…

【19th Century Chronicle 1870年(M3)】

【19th Century Chronicle 1870年(M3)】 〇この年の出来事 (神道国教化) *旧1.3/ 大教宣布の詔が発せられ、神道の国教化が図られる。 (維新政策への不満暴動頻発) *旧1.26/山口 旧長州藩の山口で、奇兵隊などの解散措置に反発する脱退兵約1800名が反乱…

【19th Century Chronicle 1869年(M2)】

【19th Century Chronicle 1869年(M2)】 *旧5.13/北海道 箱館五稜郭が開城し、榎本武揚が降伏(箱館戦争)。これにより戊辰戦争が終結する。(箱館は、のちに函館と改名される) 慶応4年(1868年)4月、江戸城無血開城により、戊辰戦争は北陸、東北へ舞台を…

【19th Century Chronicle 1868年(M1)】

【19th Century Chronicle 1868年(M1)】 *旧1.3/京都 鳥羽・伏見で薩摩・長州藩兵と旧幕府軍が戦う(鳥羽伏見の戦い)。戊辰戦争が開始され、維新の戦乱は以後一年半に及ぶ。 江戸幕府第15代将軍徳川慶喜は、京都二条城において、慶応3年10月14日、薩長ら討…

幕末・維新という歴史をながめる

【幕末・維新という歴史をながめる】 幕末・維新の歴史の流れは、たった一日で豹変したりして、何度調べても解りづらい。歴史教科書などでは事実中心に叙述されるので、やたら事件の記憶に追われて一貫した流れとして把握しにくい。NHK大河ドラマなどでは、…